絵を描いて、その息抜きに絵を描く森本です。
皆様如何お過ごしですか?
久々に一斬とか兎虎とか書き殴ったら、スッキリしましたよ。
どうやっても、同人脳からは離れられない、悲しき性。
ついでに忙しくなる前に、ここぞとばかりに美術館強化月間。
先日の写楽に引き続き、今度は若冲と国芳の2DAYS。
ザ・日本画三昧☆
若冲
唐獅子と鳳凰という森本、永遠のテーマ(←)の中の美術展で何点か展示。
この展示で唐獅子のイメージがちょっと変わりました。
今まで猛々しいイメージだったのが、プリチー系になりました。
カワイイじゃねぇか。
しかも、二体で一対扱い。
雷神風神がコンビなら、唐獅子は阿吽ブラザー。
仁王像もそうなんだけど、対で並べられると阿吽のポーズは多いなぁ。
そして何故かここで森本、萌え発動。
一気に擬人化。
草木も眠る丑三つ時になると、鳥居の入り口に飾られた唐獅子は、双子の青年に姿を変えるんだよ。
そう考えるだけで、森本のテンション急上昇。ニヤニヤが☆とまらない(←自重しろ
イヤ、ちゃんと参考資料としても嘗め回すように見ていたよ!
でも、一回そう思うと、そうとしか思えなくなってくる、悲しき同人脳。
バカバカ!オレのバカ!オレのクサレ!
でも、クサレモードはそこまで。
愛しの若冲がきた途端に、一気にガチモード。
しかもお客さんがまばらだったおかげで、至近距離からと引き見し放題。
至福のひと時。
そしてやっぱりパンクだったよ。
絵自体は精密で繊細でダイナミックなんだけど、あまりに緻密すぎるのと、気迫の凄さがパンク。
見ていると圧倒されるね。
でも、あの透明感はすげえ。
白の使い方がぱねぇ。
若冲はナマで見なくちゃ、あの迫力は味わえない。
そして今日は、浮世絵。
これも、半分勉強を兼ねて。
浮世絵はやっと最近になって興味が沸いてきたジャンルなので、作品は知っていても、作者までは知らないってのが多いけど、歌川一門は有名なのでおぼろげに知っていたけど、国芳はやっぱりパンクでした。
モチーフが水滸伝だったり、妖怪だったりしたのもあるけど、構図から色遣いがパンク。
そして着物の柄がオシャレ。
ついでに浮世絵は今で言うところの、ポスターであり、漫画であり、ブロマイドであり。
刷って売ってナンボの世界。
商業アートって感じなので、構図とかは一般ウケを狙うためにキャッチーなのが多い傾向。
空間の使い方というか、レイアウトは人の目を意識している取り方だったかな。
つうか、森本の好みの空間の取り方。
特に国芳は現代の人にも受ける感覚の持ち主。つうか、当時と現代も好きな構図って一緒なのってくらい今でも通じる感覚。
ついでに肉筆のデッサン練習帳も展示されていたけど、そこに描かれた人物の数は数百体。
この人、ただの絵描きバカだ・・・・・
好きじゃなきゃ、いくら練習だって言ってもそこまでは描けないよ。
そしてそこまで描いてデッサン狂ってないのは、天性のものだよ。
国芳スゲェー!
今回は、武者絵と妖怪絵がメインだったけど、結構遊び心ある絵も出していて、かなり好印象。
揶揄とか、比喩ものもいいよ。
絵に奥ゆかしさがあるよ。
オレもそんな画風になりたいDEATH。
イヤ、マジで。
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